2008年5月26日月曜日

第十五回『設定リセットされてしまう問題を解決する』




なかなか写真を撮りに出かける事が

RLSLの都合上できなくなってきました。




わたしの場合、公に告知しているブログは一つですし、

その際、検索にあまり載らない控えめな設定をしているのですが、

中にはこまめにのぞいてくださってる方もおられるようなので、

なるべく更新したいところなんです。


今回はSSは無理ですので、

撮りためたSSをスライドショーにしてANIMOTOアップしたものと、

こちらの(裏ブログ)『誤記』の方の記事を、訪問されている方の為に更新をしてみました




で、今回の記事は

前回のTipsの追加項目です。



WindLight機能の中の大気や水の設定をカスタムして

保存出来る事はご存知だと思いますが、

ビューアーがアップデートされるたびにリセットされてしまいますよね。


これはわたしにとって非常に頭の痛い問題でした。



わたしは一回の撮影に数回空気の設定をして

それを保存して行くのですが、

これらの設定は、撮影の回数が増えれば増えるほど

後々保存した設定の「応用だけで」そのシーンの演出を選べてしまえるので

とても大切な機能なんです。


マシネマを撮られている方も

ワンカット内で瞬間的にシーンを変えたいときなどは、

カスタム保存してある設定を素早く切り替えたりしてるのでしょう。



それがリセットされてしまうのは

かなり痛いですよね~~ (泣

いずれこれも改善されるのかはわかりませんけど、

今回はその裏技を載せておきます。


わたしはMacなのでMacを前提に書きますね。

Windowsの方は()内に書いておきます。







まずWindLightの設定はPCのどこに保存されているかと言いますと、


アプリケーション』>『Second Life』と進み、右クリック後「パッケージの内容を表示」へ進みます。

その後

Contents』>『Resources』>『app_settings』と進みますとそこに『windlight』があります。


Windowsは C:\Program Files\SecondLife\app_settings\windlight

(注*Vistaの方はC:/Users/$username/AppData/Local/VirtualStore/SecondLife/だそうです。

ちょっと勝手が違うようです。こちらを参照(https://jira.secondlife.com/browse/VWR-4297)




windlight』の中に『days』『skies』と『water』があり、

それぞれの項目で保存したセッティングが入っています。





ですので、もしビューアーをアップデートするようなときは

これら設定を残す為に自分の保存した設定はコピーをとっておきましょう。


その作業の為にも、SLで設定するときに保存しておく場合は

名前の先頭の部分を統一するなど、わかりやすくしておくといいかもです。

わたしは自分の名前を先頭に付けてます。


例 ehmma castle evening(SL保存名) → ehmma%20castle%20evening.xml(PCファイル名) となります


こうしておけば、コピーするときにどこに自分の設定した物があるのか、瞬時にわかりますからね^^


それと、

コピーしたものは

元ファイルの名前と同じままにしておいた(変更しない)方が良さそうです。

わたしは一度、複製したファイルの『・・・のコピー.xml』という名前を、

そのまま新しいビューアーに上書きして失敗しました。

日本語はNGのようです。


常識??



それから、これはxmlですので、テキストエディットが出来ます。

ということは、RLでもSLでも、設定を簡単に交換したり出来るってことですね^^

メールの出来ない相手なんかに、ノートに添付したりして、

教えてあげるのもいいかもしれません。


同じ設定でシーンを共有するって言うのも、

恋人同士とかならアリかもですよね


なお、わたしは使った事がないんですけど、LindenTorleyさんの作った設定が配布されています。

興味のある方はダウンロードしてみてください。

Download Torley's WindLight Settings - Easy installer for Windows

Download Torley's WindLight Settings - ".zip" file



おそらくSpaceNavigatorの設定なんかもアップデートするたびにリセットされますので、

この方法で保存更新出来るのではないかと思います。




おまけ


撮影シーン

(設定は『Sailor's Delight』からカスタムし、『Types』で自分を消したもの。

このシーンは自分は消えてますが、フェースライトの明かりだけ残っている事が重要でした)


*最終完成図




それでは今回はこの辺で






2008年5月16日金曜日

第十四回『あれこれ・Tips』





突然ではありますけど

今回はこのようなテーマで書きたいと思います。



撮影で使える小技集

ポーズボールをうつしたくない

アバターが邪魔

ワイヤーフレームで撮ってみたい

透明オブジェクトを強調してみる

モノクロ背景にカラーを入れたい

ぼかしのテク

やったことないけど、スクリプトを使ったカメラワーク

やったことないけど、パノラマで撮る方法

ーーーーーーーーーーーーーーー



*<ポーズボールをうつしたくない


撮影現場には嬉しいポーズボールがたくさんある事が多いのですが、
その嬉しいはずのボールが
いざ撮影となると非常に邪魔になりますよねw

SLをしない一般の人が、
仮にあなたのSSを見たときに
いったいなんですの?この球体は・・
とこうつぶやく事でしょう。

で、いちいちこれはね?なんて解説付きでSSをお披露目するのも悪くはありませんし、
SLを広く啓蒙したいならボールの説明もそれなりに有効かもしれません。
でもそんなケースばかりではありませんよね。

やはり
この邪魔なボールを撮影時だけ撤去したいところでしょう。
自分の敷地内の自分のオブジェなら
そのままテイクしてもいいのですけど、
撮影場所は人様の土地である事も多々あります。

SLでは,このようにボールにアニメやポーズを忍ばせて
様々な動きや姿勢をとらせてその環境をよりリアルに演出してはいるのですけど
実際ボールの存在がウザがられていたりもします。

でも、そのような事情をわかっておられるクリエータの方は
非常にたくさんいらっしゃって
ボールを販売するほとんどの方が
スクリプトによってボールを透明にする機能を入れてくれてます。

なので、これらのボールが邪魔なときは
チャット入力で以下を試してください。

/1 hide』『/1 show

/1 ~』 は典型的なボールを隠したり出現させるのに使われているコマンドチャンネルです。
一見ボールがないような場所も、
/1 show』でアラ不思議
突如無数のボールが出現なんて時もあります。

それでも変化がないようなときは
単純に『show』『hide』のみの入力が有効なボールもあります。

他にも『/(数字) 』の数字の部分がオーナーによって修正されているケースもありますが、これは意図的な事が多く
一見さんに使ってほしくないケースに見受けられますね。
なので、しつこく試すのはよしましょうw

9割がた、上記のチャット入力でボールは消えてくれます。



*<アバターが邪魔


アバターだけでなく邪魔なものを表示させたくないときに重宝するのが
(『advanced』>『Rendering』>)『Types』の項目です。

しかしこれは諸刃の剣でして
そこまで任意のものを細かくは消せません。

空である『sky』やリンデンの水(いわゆる海)である『Water』、陸である『SurfacePatch』などはそのまんまなので
クリックでさっくりと具合よく消えてくれますけど、
例えばアバターである『Character』は
自分や他人のアバターはもちろん消えるのですが
例えばリンデンtree以外のオブジェの草木が消えてしまったり
いろいろ残したいものまで消えます。

この法則はなんなのかは調べていないのでわかりません。
フレキシブルプリムのせいなのか、ファントムだからなのか・・。
知っている方、教えてね~。

とにかく
この『Types』を駆使する事で
重たい画面を軽減させ、なおかつ不要なものを表示させずにすむ
便利な機能には違いないと思います。
使った事のない方はいろいろ試してくださいね。



*<ワイヤーフレームで撮ってみたい


ワイヤーフレームとはオブジェクトを構成している3D描画の『線』の部分でしょうね。(きっと
これを、どういったときに使用するかは
あなた次第・・ですw

わたしは以前、キャンプをしていた頃に、
放置する間、いかに軽く、落ちない設定はないものかと調べていたんですけど、
どこぞのサイトに、『ワイヤーフレームにしておくと若干軽い』と書いてあったので
アホみたいにキャンプ中は線だらけの画面にしていたんです。

でも、これはこれでなかなか面白い絵ではありますので
これで何か表現したい!
と思った方はどうぞw

でも見ていて飽きそうで飽きないんですよね、なぜか。
目ん玉のあたりって細かーい、とか
アバターってこれだけ線があるんだもん・・重い訳だよ、
などといろいろヒマなキャンプ中に思ったものです。



*<透明オブジェクトを強調してみる


透明オブジェクトは
透過処理したテクスを使用したオブジェですけど
この『透明オブジェクトを強調表示』を有効にする事で、
透過部分が赤く強調されます。

これでを撮るっていう訳?

そう思ったあなたの仰る通り、
特に深い意味はありません。
上に書いたワイヤーフレームと同じで、ひらめき次第という事ですw

わたしはこの赤と黒のコントラストが好きで
けっこう気に入ってました。
なので実際は
実はここに見えないオブジェがあったのね・・
ここでセンサーになってノートを配ってるんだ~
などなど
撮影をほったらかして見えてない物探しをするなど
一人遊びにはしる事の方が多かったですねw



*<モノクロ背景にカラーを入れたい


モノクロの背景にカラーをワンポイント入れるとはどういう事かといえば

例えば背景はモノクロで
自分だけをカラーにする事で
アンリアルな世界ではありますが、
心象スケッチ的な効果を狙った絵にしてみるという事です。

SSをとるときのウィンドウには、モノクロでSSを取り込む選択肢もあるのですが、
それだと全てがモノクロのなってしまいますよね。

しかし
設定によってこういう画面にする事は出来ないんですけど、
自分の作ったオブジェの色を抜く事で可能になります。
具体的にはアップするテクスを全てモノクロでアップするという事です。

こんな事、いちいちばかばかしいしめんどくさいでしょ?
理屈ではわかっていても、実際それをやる人はまぁ居ませんよね・・^^;
でも、本気でやったらかっこいいだろうなと思ってはいたんです。
そんな景色ないかなーと思っていたら、あったのがこのSIM

ここはちょっと驚きでしたよー。
某有名な(わたしもむかしからのお気に入りのクリエーターさんが新しく作った)SIMです。
この人のセンスは、なんなんでしょうねw
変ですw
ですがわたしを含め、ファンは多いのです。


自分の土地で撮影をするときに、あなたがクリエーターさんなら
こういった面白いSSをいろいろ試せますので
思いつく限りめんどくさい事をやってみて、
私たちフォトグラファーを楽しませてください

しかし・・ぜんぜん小技でもなんでもなかったですねw



*<ぼかしのテク


ぼかしのテクも
設定というよりはオブジェの作り方で演出します。

ウィンドライトでは大気に不透明度の設定が出来ますので
遠くのものは空気や光でぼかす事は出来ます。

しかし

近ければ近いほど
SSにははっきり写ってしまうんです。

これは今後ウィンドライトの機能が進化するまで、改善はされないのでしょう。

ですので、
こうなれば、もちろんテクスでの加工になるのですが
制作する側で一工夫をしなければなりません。
あるいは、偶然にもそう制作されたものを被写体の手前に配置して
撮影をしなければなりません。


ここでポイントですけど、
普段アップするテクスをぼかしてしまうと、
遠目に見てもぼやけてしまいます。

つまり、意図的にぼかしたものでは
いまいち撮影に限定されてしまって、生活の中では具合がよろしくないですよね。

そこで、
アップするテクスの大きさが解像度の違いになっているので、
それを利用します。

細かく書きますと
256×256のテクスと、1024×1024では同じ大きさで表示したときに持っている
情報量が違います。
それをを利用するってことです。
例えばズームで接近すると画面上では拡大されて見える訳ですよね。
その時情報量の多い1024では接写にも耐えられるだけの情報量があるので
おそらくぼける事はありません。
ですが、256の場合は接写で拡大されるとかなりぼけてくれます。
これが大きなプリムであればその効果はよりはっきりするのではないかと思うのです。

幸いな事に皆さんが作る木々は、この256×256のテクスが非常に多いですので
近くにその木を配置して
その間から被写体を狙うと
このようになります。

これで、ビューアーの設定では出来ない
ぼかしのきいたSSをとる事も可能になるのでは?と思っている訳です・・(ぐうぜんですけどねw

今回は裏技と言ってもいいんじゃない?
だめ?w



*<やったことないけど、スクリプトを使ったカメラワーク

スクリプトを使ったカメラワークはこちらを参照。



*<やったことないけど、パノラマで撮る方法

パノラマの撮り方はこちら




とまぁ最後の2項目のリンクしたもの以外
あんまり役に立ちそうもない小技でしたね。
当たり前な事をまたしても綴っていた感も否めませんが
おおおおぉお!
と思ってくださった方がいれば書いた意義もあるというものです。

いかがでした?



・・・・・


ではまた次回w




2008年5月6日火曜日

第十三回『SIMを丸ごと撮ってみる』



今回のRC5でまったくSpaceNavigatorが使えなくなってしまった・・w

しかたないですね、candidate(正規版の候補)ですから。
でもリンデンの公式ブログには苦情のコメントがありましたので、
わたしだけではないようです。




さて
今日は連休の終わりという事もあって、
久しぶりにのんびりPCの前に座ってます。
なのであまり書かないこちらの誤記も更新しますね。






みなさんは
『どこかに良さげなSIMがないかなー』
と考えたときに
どのようにしているのでしょうか?

わたしは撮影の候補地を選ぶとき、
無作為にマップ上をクリックしまくって
SIMのアバウトな地形から大雑把にどんな場所なのか想像して、
良いかな~?と思えたらテレポートしてみる
という方法が圧倒的に多いんです。

じつにアバウトな方法で選んでるんですけど
検索しても出てこないようなSIMと出会うには
この方法もなかなか侮れません。


で、昨日の晩に(SLで)撮影に出かけたんですけど
その方法でとってもすばらしいSIMと出会ったんです。

このSIMはその小さなマップ上で見たSIMの全体図が
とても完成されていました。
道の配置や建物の並び方・・などなど、
まさにRLにある地図のようでした。


こういった地図上でもわかるほどのSIMは、
複数のクリエーターさんがバラバラ作った建物の集合体ではなくて、
街やその他の施設などの景観全てを考慮して
一人のクリエーターさんによって
しっかり作られた場所である事が多かったりするんです。

以前『YMATO』や『Coming of Spring』なんかを撮影したSIMもそうでしたね。
建物を素敵に建てられるクリエーターさんは星の数ほど居ますが
このように一人で全体をクリエートできる方って、ほんとにすごいと思います。



しかしいくらすばらしい場所とはいえ、
全てを撮る事は出来ません。
今回は普段なかなか全体図を撮る機会がないので
SIM全体を撮影してみました。



まず以下の設定をします。

*編集 > 環境設定 > グラフィック 描画距離をなるべく大きな数字
Advanced メニュー > Disable Camera Constraints

これでかなり上空までカメラを持って行っても
制限でカメラが動かなくなる事はありません。

ただカメラだけを上空まで移動させるのはなかなか大変です。
こんな時もやっぱりSpaceNavigator・・・・のはずだったんですけど;;
使えてたらカメラワークも楽ちんだったのになぁ・・
あらためてあれは便利!と実感しました。



そしてその写真がこちら


この場所は実は6つのSIMで出来ています。
ここまで遠ざかって尚、細かく描画しきるには
かなり性能の高いマシンが必要なのかもです。
なにやら森の幹のスカルププリムが丸いまんまだったり
枝が大雑把に削がれちゃってる気がしますねw

それからSIMの全体を撮影するときにネックになるのは
SIMとSIM外の境界線です。
近い場所ではそこまで目立たないんですけど
遠くから撮るときはSIMの面積である四角い部分だけ海に浮かんで写ってしまいます。
わたしはそれがくっきり写ってしまわないように
光と水と大気でごまかします。

それからSIMの土地に海がない場合、
もしくはSIMの土地の端にまで陸がある場合は
土地の断面がSSに写ってしまっても良いのか
少し気にしてあげるといいかもです。

些細なことですけどね^^;

『これってSSなの??』
って思わせたい方ならお分かりだと思うんですけど
わたしはそういう些細なことで
SSの全体の印象が変わると思っています。

結局、わたしの写真は皆さんが撮るSSと大して違いはないんですけど、
何かが違うよ・・と言うのであれば、
このようなちょっとした違和感を減らす作業を試してるだけだと思います。

つまりだれもが
マシンの性能が良くて
よい被写体に巡り会えれば
少しだけ不自然さを取り除いてあげる事で
わたし以上の素敵なSSはすぐに撮れるってことですねw


あと
わたしはノーレタッチなんかにこだわってやってますけど、
よりアーティスティックな仕上がりを求めているなら
是非フォトショップやGIMPなどで加工してあげてください。

海外のSLフォトグラファーは撮ったSSを加工して
かなりレベルの高い写真をアップしています。
リアルの写真と見間違えるような物もたくさんです。
SL外グループを作ったり積極的に交流をしているようですね。
SSに興味のある方は
そういう活動に参加してみるのも良いかもですよ?


ではこのへんで^^



第十五回『設定リセットされてしまう問題を解決する』

なかなか写真を撮りに出かける事が RL と SL の都合上できなくなってきました。 わたしの場合、公に告知しているブログは一つですし、 その際、検索にあまり載らない控えめな設定をしているのですが、 中にはこまめにのぞいてくださってる方もおられるようなので、 ...